むか~し、むか~し、・・・118話 [昔話!?]
「全部、私の斧では有りません!!」と’きんの’が答えると、’多厳の滝’の主は、
「流石ですね。貴方の言う通りです。この中に’きんの’さんの普通の’鉄の斧’は
有りません。この普通の’鉄の斧’は、貴方の家のお爺さんが、若い頃に、この滝に
落とした斧です。そして、その時も貴方と同じ質問をしました。その返って来た答えは、
「それ全~部ぅ、自分の落とした斧です~!!」
「’きんの’さん、貴方と真逆の答えでした。その時は、余りに図々しくて、もう呆れ
てしまい、斧は残して、お爺さんは家まで吹き飛ばして終わりにしました。
さあ、’きんの’さん、この滝に落とした、貴方が手入れを怠らず、大切に使っていた斧を
お返しします。他の斧なども、差し上げます。斧はどれも、1回だけ特殊な力を
発揮します。’その時が来れば’、ですが役立つ事も有るでしょう。」
’きんの’は、話を聞いて驚きつつ、’多厳の滝’の主の雰囲気が変わったと思っていると、
最後はやはり、
「此処は’多厳の滝’だけに、此の事はタゴン(多言)、タキ(無き)様に、、何て!」
と言うと、笑顔で姿を消しました。
何時の間にか、お囃子も聞こえなくなり、’きんの’の前には、1回だけ特殊な力を発揮
する事もある、’きんの’とお爺さんの斧、金と銀の4本の斧と装飾神具’ドラ、好いもん’。
そして、食べられた筈の、海苔を巻いたオニギリが残されていました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・117話 [昔話!?]
大蝙蝠の赤バット’てつは’と、赤い手の’しばっ’は、飛んで来る球体は捕る!
と云う習性が有りました。それを、落とす何て有り得ません。
’はしれ’が、投げて来たけれど、届かず落ちて行く’ミカタの塩’が入った、アン入り
白饅頭にも、向かって飛んで行き、難無くそれを捕ると、食べてしまいました。
すると・・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・116話 [昔話!?]
「’きんの’さん。貴方が手を滑らせ、’多厳の滝’に落とした斧は、何と!私の大切な
装飾神具’ドラ、好いもん’に当たり、その鎖を切ってしまったのジャ、イアン~!」と。
’多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲来末風来末、
食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポパイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーの、ポンポコナーの長久命
の長介だよ、善因修業!’は、今にも泣きそうでも、何故か、静香チャン風に告げました。
そして、続けて「貴方の落とした斧は、
壱、普通の’鉄の斧’
弐、燻しの’銀の斧’
参、兼備の’金の斧’
のどれですか。アタックチャーンス!!」と、、。
’きんの’は、一応、「コダッマ、、コマッタ、、」と軽く受けながらも、
あっさり、「全部、私の斧では有りません!!」と答えました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・115話 [昔話!?]
大切なお宝’ミカタの塩’でしたが、’はしれ’に迷いなく、お爺さん
にと残して置いたアン入り白饅頭2個に、少しづつ入れました。
それを、疲れが襲っている中、力を振り絞り、大蝙蝠の赤バット
’てつは’と赤い手の’しっば’に投げつけました。
しかし、それは届く訳も無く、地上に落ちて行きます。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・114話 [昔話!?]
’きんの’は、’多厳の滝’に落とした’鉄の斧’を早く探したいのですが、繰り返し
「お困りの、呑気な’きんの’、のり巻こお」と回文を、もう笑わせると言うより、
鬼気迫っていたので、持って来たオニギリに海苔を巻きました。
すると、実は空腹だっただけの’多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、
海砂利水魚の水行末雲来末風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、
パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイの
ポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の長介だよ、善因修業!’は、
「オニギリ、怖いー!!」と言いつつも、その海苔が巻かれたオニギリを、自分の所に
瞬間移動させると食べてしまい、ご馳走様。そして、一言、「サプライズ!!」
’きんの’は、「欧米か!!」の次は、これかと、思い出した様に「いい加減に、セロー」
と小声で突っ込んでおきました。
オニギリを食べ終えると、やっと徐に「’きんの’さん。貴方が手を滑らせ、、、」
つづく。
むか~し、むか~し、・・・113話 [昔話!?]
’はしれ’が”キビキビ団子”を食べて、10倍の速さで、伸び続ける筍の
’ソラタケー’を登り出してから3時間。突然、その効力が切れて、今まで
経験した事の無い疲れが襲っていました。
お婆さんからの伝言便の通り、これから3時間先まで’はしれ’を、10倍の
疲れが襲ってきます。
大蝙蝠の赤バット’てつは’と赤い手の’しばっ’は、筍のカワ、カミ切って
倒そうと狙っています。
’はしれ’は、アン入り白饅頭を腹一杯食べた事も加わり、筍に摑まっているのが
やっとでしたが、お爺さんから預かっていた’ミカタの塩’を取り出しました。
衛星「居神の星」時間、現在23時30分。残り時間、9時間30分。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・112話 [昔話!?]
しかし、厳かな雰囲気の何処からともなく、お囃子が聞こえて来ました。
すると、‘多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の
水行末雲来末風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポ
パイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリン
ダイのポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の長助だよ、善因修業!’は、
「わざわざのお運び、ありがとうございますぅ」とペコリと頭を下げ、
「お困りの、呑気な’きんの’、のり巻こお」と言うと 「これは、怪文、、
、いやいや回文どすぇ~!!」と言って‘きんの’を見ました。
ですが、突然の事にポカ~ンとしているので、続けて繰り返し
「Oh、I'm Sorry!!」と言って、手を頭の後ろにやって 笑わせ様とするので、
‘きんの’は、思い出した様に「欧米か!!」と突っ込んでやりました。
その後も、何度も回文を繰り返し言うので‘きんの’は 、持って来たオニギリに
海苔を巻いて見ました。 すると、・・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・111話 [昔話!?]
しかし、’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」
に向かって伸び続ける筍の’ソラタケー’を”キビキビ団子”を食べて10倍の
速さで登り続け、赤い手の大蝙蝠の’しばっ’の打って来たアン入り白饅頭を、
2個を残して他は美味しそうに食べ切った’はしれ’に突然、今まで経験した事の
無い疲れが襲って来ました・・・。
お爺さんが、読まずに自分の手荷物に仕舞った、お婆さんの宇宙伝書鳩’コウ’
から受け取った伝言便には、
お爺さんへ
”キビキビ団子”は1回に1個食べると10倍の速さで、2個食べると100倍の速さで
動く事が出来ます。ですが、3個以上食べてはいけません。理由は判りませんが、
亀になって過去に飛ばされてしまいます。
作用時間は、団子によって違うので、食べて見ないと判りません。それと、食べて
体力が増幅した訳ではありません。脳に作用して気分の高揚が無制限になっただけです。
その効力が切れると、普段の10倍なら10倍の、100倍なら100倍の疲れが、効力の
あった時間分だけ襲って来ます。食べ過ぎに、注意なさって下さい、、フフ
※3個食べてしまった時には~~ ~~ お婆より
と、こう書いてありました。当然、‘はしれ’が、これを知る由もありません。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・110話 [昔話!?]
’きんの’は、手を滑らせてしまい、振りかざした’鉄の斧’は、巨木の近くに
轟轟と流れ落ちる、’多厳の滝’に吸い込まれる様に落ちてしまいました。
すると、辺りは一変、霞が掛かり、その滝の流れの中から、‘多厳の滝’の主、
寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の、水行末雲来末風来末、
食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナーの、
長久命の長助だよ、善因修業!が、厳かに現れました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・109話 [昔話!?]
’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって
伸び続ける筍の’ソラタケー’を、”キビキビ団子”を食べて10倍の速さで登り
続けている’はしれ’は、お腹が空いていたので、飛んで来るアン入り白饅頭を、
2個を残して、他は美味しそうに食べ切ってしまいました。
それを見た赤い手の大蝙蝠の’しばっ’は、「しばったー!!」と叫び、大蝙蝠の
赤バット’てつは’は、「筍のカワ、カミ切れぇー!!」と、赤い顔に青筋を立て
て興奮 して言い放ちました。
しかし、今まで順調に登り続けていた’はしれ’にも・・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・108話 [昔話!?]
’鉄の斧’を持って’きんの’は、位置情報を頼りに森を進んでいる途中で、
猫と家に戻る’はなさ’に出会い、今までの事情を聞き巨木の所まで来ました。
しかし、巨木のてっぺんまで登って探しましたが、幹にネズミでも入れる
様な洞は有りませんでした。
そこで、’きんの’は、巨木を切り倒そうと’鉄の斧’を振りかざすと、手が滑り、
つづく。
むか~し、むか~し、・・・105話 [昔話!?]
大蝙蝠の赤バット’てつは’が現れても、伸び続ける筍の’ソラタケー’を、
”キビキビ団子”を食べた’はしれ’は、普段の10倍の速さで、登り続けていました。
そこへ、今度は赤い手の大蝙蝠の’しばっ’が現れ、その’しばっ’に’てつは’は、
「2000個アン打ァーー!!」と咆哮しながら、指示を出しました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・104話 [昔話!?]
お婆さんと、ネズミは洞に吸い込まれましたが、お便り配送、文通蜂’文々’は、
海で’お爺さんソックリの顔をした亀’が、一生懸命に手足をバタつかせ、’うらし’
と’きんの’に助けを求めている様にしている所に到着、配送を完了しました。
’うらし’が、届いた便りを見ると、お婆さんの位置情報だけで終っていました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・103話 [昔話!?]
’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって
伸び続ける筍の’ソラタケー’は、2時間経ってもその勢いは増すばかりでした。
それを、1個食べると10倍速く動ける”キビキビ団子”を食べた’はしれ’も、
素早く、力強く登り続けていました。
すると、お宝のノラ印の’サジ加減布袋’を9年間守り続けてきた、赤い顏
をした大蝙蝠が現れました。その名は、赤バット’てつは’でした。
どこ、どこ、どこから来るのか、赤バ~ット、、、♪♪
つづく。
むか~し、むか~し、・・・102話 [昔話!?]
砂浜に突き刺さった「呂」の衛星「かぐや」で採った筍’ソラタケー’は、’おう湾’
に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって伸び出しました。
”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”入門には、伸び続ける’ソラタケー’を登った先の
どこかに、舐めたらみんな仲良し、お宝のノラ印の’サジ加減袋’が現れる。~~と。
’はしれ’は時間の遅れを取り戻そうと、お婆さんが作ってくれた、1個食べると10倍
速く動ける”キビキビ団子”を一つ口に頬張り、飲み込みました。それを見て、
お爺さん「”キビキビ団子”は何味じゃ!?」
’はしれ’「メロンっす!」
つづく。
むか~し、むか~し、・・・101話 [昔話!?]
お爺さんが、時間の違いに気付いた時には、金剛石座に在る
12球星団の一等星「ゐってつ」が宵の’おう湾’に昇っていました。
それで、’はしれ’は持って来た「呂」の衛星「かぐや」で採った筍の
’ソラタケー’を取り出し、慌てて砂浜に突き刺しました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・100話 [昔話!?]
お婆さんは、’はなさ’が、鶴の’おわん’と猫を連れて家路に就くと、
ネズミを追って巨木に登ろうとしましたが、幹が太くて登れません。
そこで、力自慢の’きんの’を呼ぼうと、お便り配送、文通蜂の'文々'を
持っている巾着から取り出した所に、巨木の洞へ登って行ったネズミが、
上から手に落ちて来ました。
すると、お婆さんとネズミは、洞に転がる様に吸い込まれて行きました。
お婆さん、コロリン、スッコロリン・・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・98話 [昔話!?]
3連惑星「衣」の衛星「居神の星」、’おう湾’の水平線に沈み行く恒星「ゑ」。
お爺さん達は、金剛石座に在る12球星団の一等星、「ゐってつ」が昇って来るのを
呑気に待っていました。
”佐ぁ~渡菜ヶ島、宝探しの旅”入門には、・・・。
弐. ’サジ加減布袋’・・そこに入れると、どんな料理も美味しくなる袋。
※対策~金剛石座の一等星、「ゐってつ」が天頂付近に輝く時だけ現れる、お宝。
時間配分を的確に!
※要点~3連星惑星の「呂」の衛星「かぐや」の筍、”ソラタケー”が必要。体力勝負!
☆取得方法~~。
お爺さんは、入門書を読み直していて、惑星「呂」との時間の違いに気付きました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・97話 [昔話!?]
'ミカタの塩'を手に入れた、お爺さんと’はしれ’ですが、
大切な事を忘れていました。
お爺さん達の住む、惑星「呂」の自転周期より、
惑星「衣」と、その衛星「居神の星」の自転周期は1.5倍速い事を。
’はしれ’の腕時計、現在15時00分は、惑星「呂」の時間。
実際の「居神の星」時間、現在18時00分。
’おう湾’地区の左門から出発して6時間ではなく、9時間経過。
すっかり、夕暮れ時ですが気付く事無く、、、。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・96話 [昔話!?]
お婆さんが、「幹、舞う巣!」と唱えると、巨木の幹の上方に大きな洞が
現れました。するとネズミは、次々と幹を登って洞に入って行きました。
しかし、一匹だけ残りお婆さん達の周りをウロウロしていました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・95話 [昔話!?]
’はなさ’が、叫んでも、102匹のネズミの出て来た、猫の斑紋は
消えているので、戻れません。
それを見ていたお婆さんは、’レバニア’に噛まれて’鶴の’おわん’が逃げ
て来た、裏山の巨木に’秋の種’を添え「幹、舞う巣!」と、唱えました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・94話 [昔話!?]
猫は元に戻っても、102匹のネズミはそのまま残り、猫から、食べると三日位
長生き出来るらしい、’レバニア’を引き離すと、美味しそうに食べてしまいました。
そして、お婆さんが、噛まれて傷跡の残る鶴の’おわん’の嘴と、猫の背中の手当て
を済ませ、’はなさ’が、’秋の種’を拾って、ネズミを戻そうと、猫を指し叫びました。
「ネズミを、猫に戻しましょう~!チュー、チュー猫かいなぁ!!」
つづく。
むか~し、むか~し、・・・93話 [昔話!?]
お爺さんが、取り出した”佐ぁ~渡菜ヶ島、宝探しの旅”入門には、
壱. 'ミカタの塩’・・舐めた人は、みんな仲良くなる。~~
※対策~道具さえ揃えれば良し!必需品、’芯式~~
※要点~’おう湾’で粘り強く、根気良く!!~~
☆取得方法~~
弐. ’サジ加減布袋’~~とありました。
’おう湾’の水平線にある、恒星「ゑ」の光を浴び、橙色に輝くお爺さんと’はしれ’は、
試験管に溜まった、白い結晶を見て言いました。「'ミカタの塩’、化っ取!」
つづく。
むか~し、むか~し、・・・92話 [昔話!?]
お爺さんは、’おう湾’の作業で、試験管に白い結晶が溜まると、
徐に一冊の本を取り出しました。”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”入門
☆お宝と、その対策!!・・・’おう湾’編 異っ星人♪出版刊・・定価868ぽん
’999999999’~数理無印~を下車した、時空鉄道’ほーさく四次元駅’
の99番線の売店、’来寄帰’で購入しました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・91話 [昔話!?]
’レバニア’に、斑紋を噛まれた痛みを我慢していた’六斗の猫’ですが、
思わず食べた’秋の種’を、吐き出してしまいました。
すると、背中の’六つの斑紋’は消えてしまい、噛まれたままで、
102匹のネズミを残して、元に戻ってしまいました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・90話 [昔話!?]
’どら焼き’に、飛び付こうとした’レバニア’は、勢い余って
’六斗の猫’の斑紋に噛み付いてしまいました。
すると、’六斗の猫’の表情が歪みました。目は吊り上がり、
口をへの字に結び、噛まれた痛みを我慢していましたが・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・89話 [昔話!?]
草木をかじり倒しながら、裏山を登る102匹のネズミは、鶴の’おわん’を
見つけ出し、「ちゅうちゅう列車♪」を歌うお婆さん達の所へ、迷わず
’六斗の猫’と’はなさ’を導き、到着させました。
そこで、’はなさ’が持っていた缶から’どら焼き’取り出すと、鶴の’おわん’
の嘴に噛み付いていた’レバニア’が、勢いよく飛び付いて来ました。
つづく。