むか~し、むか~し、・・・112話 [昔話!?]
しかし、厳かな雰囲気の何処からともなく、お囃子が聞こえて来ました。
すると、‘多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の
水行末雲来末風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポ
パイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリン
ダイのポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の長助だよ、善因修業!’は、
「わざわざのお運び、ありがとうございますぅ」とペコリと頭を下げ、
「お困りの、呑気な’きんの’、のり巻こお」と言うと 「これは、怪文、、
、いやいや回文どすぇ~!!」と言って‘きんの’を見ました。
ですが、突然の事にポカ~ンとしているので、続けて繰り返し
「Oh、I'm Sorry!!」と言って、手を頭の後ろにやって 笑わせ様とするので、
‘きんの’は、思い出した様に「欧米か!!」と突っ込んでやりました。
その後も、何度も回文を繰り返し言うので‘きんの’は 、持って来たオニギリに
海苔を巻いて見ました。 すると、・・・。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・111話 [昔話!?]
しかし、’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」
に向かって伸び続ける筍の’ソラタケー’を”キビキビ団子”を食べて10倍の
速さで登り続け、赤い手の大蝙蝠の’しばっ’の打って来たアン入り白饅頭を、
2個を残して他は美味しそうに食べ切った’はしれ’に突然、今まで経験した事の
無い疲れが襲って来ました・・・。
お爺さんが、読まずに自分の手荷物に仕舞った、お婆さんの宇宙伝書鳩’コウ’
から受け取った伝言便には、
お爺さんへ
”キビキビ団子”は1回に1個食べると10倍の速さで、2個食べると100倍の速さで
動く事が出来ます。ですが、3個以上食べてはいけません。理由は判りませんが、
亀になって過去に飛ばされてしまいます。
作用時間は、団子によって違うので、食べて見ないと判りません。それと、食べて
体力が増幅した訳ではありません。脳に作用して気分の高揚が無制限になっただけです。
その効力が切れると、普段の10倍なら10倍の、100倍なら100倍の疲れが、効力の
あった時間分だけ襲って来ます。食べ過ぎに、注意なさって下さい、、フフ
※3個食べてしまった時には~~ ~~ お婆より
と、こう書いてありました。当然、‘はしれ’が、これを知る由もありません。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・110話 [昔話!?]
’きんの’は、手を滑らせてしまい、振りかざした’鉄の斧’は、巨木の近くに
轟轟と流れ落ちる、’多厳の滝’に吸い込まれる様に落ちてしまいました。
すると、辺りは一変、霞が掛かり、その滝の流れの中から、‘多厳の滝’の主、
寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の、水行末雲来末風来末、
食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナーの、
長久命の長助だよ、善因修業!が、厳かに現れました。
つづく。
むか~し、むか~し、・・・109話 [昔話!?]
’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって
伸び続ける筍の’ソラタケー’を、”キビキビ団子”を食べて10倍の速さで登り
続けている’はしれ’は、お腹が空いていたので、飛んで来るアン入り白饅頭を、
2個を残して、他は美味しそうに食べ切ってしまいました。
それを見た赤い手の大蝙蝠の’しばっ’は、「しばったー!!」と叫び、大蝙蝠の
赤バット’てつは’は、「筍のカワ、カミ切れぇー!!」と、赤い顔に青筋を立て
て興奮 して言い放ちました。
しかし、今まで順調に登り続けていた’はしれ’にも・・・。
つづく。