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むか~し、むか~し、・・・第102話 [Doblog]

50.2[1].jpg
お婆さんと別れた‘ハナサ’と‘おわん’そして、
猫は家に帰って来ました。
しかし、どうしても納得のいかない‘ハナサ’は、外に出ると
「草木を木の実に、変えましょう!!」と叫び‘秋の種’を撒きました。

すると、今度は102匹ネズミが、茂る草木をかじり倒しながら作った巨木へ続く道に、草木が芽生え、あっという間に成長しました。
それを見た‘ハナサ’は喜びましたが、それ以上の変化は
起きませんでした。猫が吐き出した‘秋の種’だからでしょうか、、、。

季節は、夏までの変化で終わり、無かった、秋、、、。

草木が、木の実に変わる事はなく、巨木への道が草木で
分らなくなりました。そんな事に、なっているとは知らない
お婆さんと‘リコキ’はネズミの様子を一生懸命に観察していました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第101話 [Doblog]

50.1[1].jpg
‘ウラシ’は、‘キッカイな星’へ行く準備をするため、
亀の姿のお爺さんを抱き抱え、バッグを持って家へ戻りました。
そして、急いで支度を済ませた‘ウラシ’と亀の姿のお爺さんは
宇宙ステーションターミナルに到着しました。

ちょうどその時、観光宇宙船‘佐ぁ~渡菜ヶ島’が、
‘キョジンの星’へと飛び立って行きました。
もちろん、その中にお爺さんの姿はありません。
‘モモタ’と、その仲間の‘猿’‘隼’‘狼’。そして、‘スロメ’が
お宝獲得を目指して、意気揚々と乗って行きました。
それを、亀の姿になってしまったお爺さんは、‘おわん’のためにも
頑張って来てくれよ!と云う思いと、お婆さんからの伝言カプセルを、読まなかった後悔の複雑な心境で見送りました。

今、亀の姿のお爺さんが向うのは‘ウラシ’と‘キッカイな星’です。
そして、乗って行くのは宇宙船ではなく、
ロケット‘ポロン13サーティーン’。
搭乗人数10人の、3世代前の旧型ロケットでした。
それも、出発するのが一年振りの臨時便でした。
しかし、‘キッカイな星’への出発を急に決め、急いでいた二人?には乗物を選んでいる余裕はありませんでした。

、、そう、何も起こらない訳がありません、、、。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第100話 [Doblog]

49.2[1].jpg
お婆さんは、ネズミの話す言葉が解る様になっていましたが、
話す事は出来なかったので、ひたすらネズミの話を聞いていました。

そして、‘リコキ’が夕暮れの林で「お婆さんは、大丈夫だろうか」と、つぶやいた頃、「ヒャック、ワン!」と変なくしゃみをしてしまいました。
お婆さんは、誰かが自分の噂をしているのかしらと、思っている所に巨木の洞(うろ)に、吸い込まれたオニギリと‘リコキ’が
吐き出される様に出て来ました。

‘リコキ’も、吐き出された所にお婆さんも居たので自分の家に
戻って来たのかと思いましたが、何か違うと感じていました。
でも、お婆さんが元気だったので少し安心した‘リコキ’は
‘多厳の滝’の出来事を話しました。
その話を、聞き終わったお婆さんは「無事が何より一番大切です」
「あろまぁ(そらまぁ)、おめでとう!!」と喜んでくれました。
ネズミの話を、聞いてばかりいたせいか、ろれつが変でしたが、、。

そして、ネズミの話す言葉が解る様になっていなかった
‘リコキ’はお婆さんが聴いていた、ネズミの話を聞きました。
どうやら、ネズミの結婚式があるらしい、、、。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第99話 [Doblog]

49.1[1].jpg
‘リコキ’は、目覚めた夕暮れの林の中で呆然としていました。
あの、‘多厳の滝’での出来事は、何だったんだろう、、。全ては、幻、、、?
そして、巨木の洞(うろ)は何処に、、、。そんな事を思いながら、‘リコキ’は「お婆さんは、大丈夫だろうか、、」と、つぶやきました。

これから、どうすれば良いのか判らなくなっていた‘リコキ’は、取りあえず腹が減っては、、、とオニギリを食べようと掴みましたが、手を滑らせてしまい下に落してしまいました。
オニギリ、コロリン、スッコロリン、、、オニギリが転がりだしました。

すると突然、巨木に洞(うろ)が現れたかと思うと、一瞬にそのオニギリを吸い込むと同時に‘リコキ’も転がるように、洞(うろ)に吸い込まれてしまいました。
‘リコキ’も、コロリン、スッコロリン、、、。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第98話 [Doblog]

48.1[1].jpg
‘ウラシ’は、お婆さんからの伝言カプセルを取り出して読んで見ました。

お爺さんへ
‘キビキビ団子’は1回に1個食べると10倍の速さで、2個食べると100倍の速さで動く事が出来ます。でも、3個食べてはいけません。
理由は判りませんが亀になって過去に飛ばされてしまいます。
効き目が続く時間は、団子によって一つ一つ違うので食べて見ないと判りません。

そうそう、‘キビキビ団子’を食べて体力が付いた訳ではありません。
あるホルモンに作用して、気分が高揚しているに過ぎません。
団子の効き目が切れると、その分の疲れが襲ってきます。
10倍なら10倍の、100倍なら100倍の疲れが、効き目のあった時間分だけ襲って来ます。
食べ過ぎに、注意なさって下さい、、フフ

※3個食べてしまった時には~~

今、これを読まれているのは、いつの時代の何処のどなたでしょう?
傍に、人の顔をした亀がいましたら、それは信じられないでしょうが、‘キビキビ団子’を3個食べてしまい、亀の姿になって過去に飛ばされてしまった私の大切なお爺さんです。宜しくお願い致します。
~お爺さんは、きっとこの伝言カプセルは読まないでしょうから、、フフ

私が知っている‘元の時代’に戻れる方法はひとつだけです。
この私達の兄弟星の‘三連星’のひとつ、‘キッカイな星’の女王‘見栄輝’様の持っている‘黙って箱’の中に入っている、解毒煙を吸う事です。それは、いつの時代でも有る筈です。手に入れる方法は、
その時代によって違うでしょう。もし、こんな事に付き合ってられない!と思いでしたら、亀は海に放して下さい。それも、仕方ございません。

 お婆より

・・・読み終えた‘ウラシ’は勿論、‘キッカイな星’へ行くつもりでした。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第97話 [Doblog]

47.2[1].jpg
亀の姿になってしまったお爺さんは、‘ウラシ’と‘リコキ’が、
海で釣りを楽しんでいる過去に飛ばされていました。
亀の姿のお爺さんは、二人に一生懸命に助けを求めて
いましたが、通じません。

‘ウラシ’と‘リコキ’には、‘お爺さんソックリ’の顔をしている亀が、足をバタバタさせているだけにしか、映りませんでした。
しばらくすると‘リコキ’だけ家に戻り、亀の姿になってしまった
お爺さんと、‘ウラシ’だけが砂浜に残りました。

‘ウラシ’はその亀に、答えが返って来る訳もないのですが、
話しかけたりしました。
そして、何気なく亀をひっくり返すと、見覚えのある
お爺さんのバッグが、甲羅に引っ掛かっていました。
‘ウラシ’は、まさか!と思いながらもそのバッグの中を
調べて見ると、お爺さんの使っていた物が出て来ました。
そう、その中にはお爺さんが読まずに、自分のバッグに
仕舞い込んだ、お婆さんからの伝言カプセルも入っていました。
そこには、、、

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第96話 [Doblog]

47.1[1].jpg
お爺さんが、亀の姿になってしまい過去に飛ばされてしまうと、
そこは、最初からお爺さんの存在しない世界になっていました。

‘佐ぁ~渡菜ヶ島宝探しツアー’の‘ホウサク湾’の参加者は
‘スロメ’だけになっていました。
今、‘スロメ’は、最後の力を振り絞り、高く伸びた竹の子の上で
竹を揺すり、お宝の‘サジ加減ポケット’を掴み取ると、それを
身体と竹の子の間に挿む様にして、シッカリと竹の子に
しがみ付いていました。
そして、もっと大きく竹の子を揺すり、ホウサク湾’の
‘左の門’へ倒れる様にすると
「倒れるぞぉ~~!!」と‘スロメ’が力強く叫んでいました。

竹の子は、速さを増し、凄い勢いで‘ホウサク湾’の‘左の門’へ
倒れだしました。
竹の子が‘左の門’に激突する寸前に、10個の‘鉄歯’は
元の赤バット!‘テツハ’に戻り‘スロメ’を掴むと、そこにも
生い茂っていた、1メートル超の‘芝っ’の上に優しく降ろしました。

お爺さんの存在しない‘キョジンの星’時間、、、
、、、現在翌朝08時59分50秒・・・残り時間00時間00分10秒

‘ミカタの塩’は使ってしまいましたが、‘スロメ’は一人でお宝の
‘サジ加減ポケット’を手に入れる事に成功していました。
・・・お爺さんが、いなくなったと思う者は誰一人いません、、。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第95話 [Doblog]

46.1[1].jpg
下からは、お爺さんの声が、、、。
「倒れるぞぉ~~!!」
もう、諦めていた‘スロメ’の思いとは裏腹に、
とても呑気な声が届きました。
これを聞いた‘スロメ’は、何か吹っ切れて、
最後の力を振り絞ろうと奮い立ち、
そして、「最後まで諦めない!!」と、大声で叫びました。

一方のお爺さん、‘昔取った杵柄!’とばかりにキコリをしていた頃を 登っている竹の子を、‘ホウサク湾’の‘左の門’へ倒れる様に 切っていました。 竹の子のは、そこに届くのには十分伸びていて 長さには心配ありません。竹の子が、倒れだした瞬間に ‘スロメ’はお宝の‘サジ加減ポケット’を掴み取ると、それを身体と 竹の子の間に挿む様にして、シッカリと竹の子にしがみ付きました。 竹の子は、速さを増し、凄い勢いで‘ホウサク湾’の ‘左の門’へ倒れだしました。 さて、お次はお爺さん。 自分も間に合わなければ失格になってしまいます。 ここぞとばかり、お爺さんは‘キビキビ団子’を取り出しました。 しかし、お婆さんからの伝言カプセルを、読まずに自分のバッグに仕舞い込んだままのお爺さん、一度に3個食べてしまいました。 すると、お爺さんはあっと云う間に亀の姿になってしまい、、、 、、(過去)むか~し、むか~し、第22話へ、、、。 ‘キョジンの星’時間、現在翌朝08時59分 ・・・残り時間00時間01分 つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第94話 [Doblog]

45.2[1].jpg
‘キョジンの星’は、朝を迎えていました。
‘月’も西の水平線に沈み、その光を浴びて、夜空へ向って
伸び続けていた竹の子も伸びが止まっていました。

そして、‘スロメ’も‘キビキビ団子’の効果が切れて襲って来た、
10倍の疲れと闘いながらも、1メートル超の‘芝っ’が
下で見守ってくれている安心感と、手の爪に装着された
10個の‘鉄歯’の力を借りて、お宝の‘サジ加減ポケット’が
現れた所まで登って来ていました。

しかし、掴まっている竹の子からは、どうしても宙に浮いて
現れたお宝の‘サジ加減ポケット’に手が届かず、
時間だけが過ぎていました。
もう、お宝に飛びついて‘芝っ’を信じて下に飛び降りようかと、
‘スロメ’が自分の腕時計を見て愕然としました。
「もう、時間内に‘ホウサク湾’の‘左の門’に戻れない、、、」
そう、つぶやきました。
、、、お宝を取る事だけに夢中になり、
時間の事を忘れていました、、、。
下からは、お爺さんの声が、、、。

‘キョジンの星’時間、
現在翌朝08時55分・・・残り時間00時間05分

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第93話 [Doblog]

45.1[1].jpg
‘リコキ’は、巨木から少し離れた夕暮れの林の中で目覚めました。
足元には、滝に落したと思った‘リコキ’の普通の‘鉄のオノ’だけが
ありました。
巨木の近くに在った筈の‘多厳の滝’も無く、
森が続くだけになっていました。

・・・全ては、切られそうになった巨木が見せた
幻だったのでしょうか、、、。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第92話 [Doblog]

44.1[1].jpg
流石ですね。
あなたの言う通り、この中に‘リコキ’さんの使われていた
普通の‘鉄のオノ’はありません。
この普通の‘鉄の斧’は、あなたの家のお爺さんが、
むか~し、この滝に落とした物です。
そして、あなたと同じ質問をしました。帰って返ってきた答えは、
「全~~部、わしが落とした斧じゃ~!!」でした。
その時はもう、余りに図々しいのと、馬鹿らしくなってしまい、
お爺さんを家まで吹き飛ばして終わりにしました。

‘リコキ’さん、これがあなたが普段から手入れを怠らず、直ぐにご自分のオノと判るこの滝に落した普通の‘鉄のオノ’です。お返ししましょう。他の斧も差し上げます。
全ての物は、1回だけそれぞれに特殊な力を発揮します。
それが、どんな力なのか私にも分りませんが、役に立つ事もある事でしょう。

‘リコキ’は何故、急に‘多厳の滝’の主の口調が
変ったのかと思っていると、
最後はやっぱり、、、
「‘リコキ’よ、ここは‘多厳の滝’だけに、
この事は多言、タキ(無き)様に、、、、、なんちゃって!!」と言うと、姿を消しました。

お囃子の音も、いつの間にか聞こえなくなっていました。
‘リコキ’の前には、1回だけ特殊な力を使える様になった
4本のオノと、黄金の‘ドラ、好いもん’のペンダント、
そして、食べられた筈のオニギリが残されていました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第91話 [Doblog]

43.1[1].jpg
「‘リコキ’よ。お前が手を滑らせて、この‘多厳の滝’に落した斧は、私の大切な黄金のお宝‘ドラ、好いもん’のペンダントに当たり、何と鎖を切ってしまったのジャガーyokota!!」と、
‘多厳の滝’の主、
‘寿限無、寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末
風来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポ パイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助だよ善因修業!’は、そのペンダントを見せて、今にも泣きそうになりながらも笑いも取ろうと、kinositaサン風に言いました。
そして、続けて
「お前のkinosita、、、落した斧は、・・・
①普通の‘鉄の斧’
②いぶしの‘銀の斧’
③やっぱり‘金の斧’のうちどれじゃ、アタックチャーンス!!」
と言いました。
‘リコキ’は一応、コダッマ、、コマッタ、、と軽く突っ込みながらもあっさり、「全部、違います!!」と答えました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第90話 [Doblog]

42.2[1].jpg
すると、とてもお腹が空いていて我慢できなかった、、
‘多厳の滝’の主、
‘寿限無、寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末
食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポ パイポの
シューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助だよ善因修業!’は
「オニギリ、怖~い!!」と、言いつつも、‘リコキ’が
のりを巻こうと取り出したオニギリを、自分の所に瞬間移動させて、食べてしまいました。
そして、一言、「サプライズ!!」
‘リコキ’は、「いい加減に、セロー!!」と小声で突っ込んでおきました。
で、やっと思い出したかの様に、いよいよ本題に、・・・

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第89話 [Doblog]

42.1[1].jpg
しかし、どこからともなくお囃子の音が聞こえて来ました。
すると、‘多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝る処に住む処
やぶら小路の藪柑子パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーの
ポンポコナーの長久命の長助だよ善因修業!’は、
「わざわざのお運び、ありがとうございます」とペコリと頭を下げ、
「お困りの、キコリのリコキ、のり巻こお」と言うと
「これは、怪文、、いやいや回文でっせ~!!」と言って‘リコキ’を見ました。

ですが、‘リコキ’が余りの事にポカ~ンとしているので、続けて
「Oh、 I'm Sorry!!」と言って、手を頭の後ろにやって
笑わせ様とするので、‘リコキ’は「欧米か!!」と突っ込んでやりました。

その後も、何度も回文を繰り返し言うので‘リコキ’は
持って来たオニギリにのりを巻いて見ました。
すると、・・・

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第88話 [Doblog]

41.2[1].jpg
手が滑ってしまい、‘リコキ’が力一杯振りかざした‘鉄のオノ’は
巨木の近くに、轟々と流れ落ちる‘多厳の滝’に落ちてしまいました。
すると、辺りは一変、霞がかかり、その滝の流れの中から、
‘多厳の滝’の主、
寿限無、寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末
食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポ パイポの
シューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイの
ポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助だよ善因修業!
が、おごそかに現れました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第87話 [Doblog]

41.1[1].jpg
‘鉄のオノ’を持って家を出た‘リコキ’は、途中で‘ハナサ’に
出会い今までの事情を聞いて、その巨木の所まで来ました。
しかし、巨木のてっぺんまで上がって探してみましたが、
幹に洞(うろ)はありませんでした。
そこで‘リコキ’は巨木を切り倒そうと‘鉄のオノ’を振りかざすと、
手が滑ってしまい・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第86話 [Doblog]

40.2[1].jpg
巨木の幹に突然現れた洞(うろ)に吸い込まれた、お婆さんと
ネズミが吐き出される様に出た所は、お婆さんの家でした。
しかし、何か違います。人の住んでいた様子が全然ありません。
そして、お婆さんはネズミの話す言葉が解る様になっていました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第85話 [Doblog]

40.1[1].jpg
急下降した、‘シバッ’は、竹の子の根元の四方を覆い尽くして
生い茂る、1メートル超の‘芝っ’になり‘スロメ’が落ちてきても
怪我をしない様に備えました。
手に向った‘テツハ’は、10個の‘鉄歯’になり、やっと掴まっている
‘スロメ’の手の爪に装着されて、しっかりと竹の子を掴みました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第84話 [Doblog]

39.2[1].jpg
すると・・・何の変化も無い様でしたが、突然赤バット!‘テツハ’が、
襲って来る10倍の疲れに耐えて、やっと掴まっている
‘スロメ’の手に向って来ました。
赤い手の‘シバッ’は竹の子の根元から噛み切ろうと云うのか、
急下降して飛んで行きました。

なぜ?そんな‘スロメ’の頭にはガイドブックの文字が浮かんでいました。
~~Ⅰ.‘ミカタの塩’・・・‘なめた人は’みんな仲良くなる・・・らしい、、、

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第83話 [Doblog]

39.1[1].jpg
赤バット!‘テツハ’と赤い手の‘シバッ’は、飛んで来た
球体の物は捕る!と云う習性がありました。
‘スロメ’が投げて来たけれど、届かず落ちて行く
‘ミカタの塩’入り饅頭にも、向って飛んで行き、
それを捕ると食べてしまいました。
すると・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第82話 [Doblog]

38.2[1].jpg
大切なお宝の‘ミカタの塩’でしたが、‘スロメ’に迷いは
ありませんでした。
後で食べようと残して置いた、アン入り白饅頭2個に
入れてしまいました。
そして、力を振り絞り、オオコモリの
‘テツハ’‘シバッ’に投げつけました。
しかし、それは届くわけもなく地上に落ちて・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第81話 [Doblog]

38.1[1].jpg
‘スロメ’が‘キビキビ団子’を食べて、10倍の速さで
竹の子を登り続けて3時間が経っていました。
その効き目が切れた、これから3時間先まで‘スロメ’を
10倍の疲れが襲ってきます。

赤バット!‘テツハ’と赤い手の‘シバッ’は竹の子の
カワをカミ切るチャンスをうかがっています。

白饅頭を、腹一杯食べたのと10倍の疲れで‘スロメ’は竹の子に
掴まっているのがやっとでしたが、お爺さんから預かっていた
‘ミカタの塩’を取り出しました。

‘キョジンの星’時間、現在23時30分・・・残り時間9時間30分。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第80話 [Doblog]

37.2[1].jpg
‘スロメ’には、今まで経験した事の無い疲れが襲って来ました・・・。

お爺さんが読まずに、自分のバッグに仕舞い込んだ、
お婆さんからの伝言カプセルには、

お爺さんへ
‘キビキビ団子’は1回に1個食べると10倍の速さで、
2個食べると100倍の速さで動く事が出来ます。
でも、3個食べてはいけません。理由は判りませんが亀になって
過去に飛ばされてしまいます。
効き目が続く時間は、団子によって一つ一つ違うので
食べて見ないと判りません。

そうそう、‘キビキビ団子’を食べて体力が付いた訳ではありません。
あるホルモンに作用して、気分が高揚しているに過ぎません。
団子の効き目が切れると、その分の疲れが襲ってきます。
10倍なら10倍の、100倍なら100倍の疲れが、
効き目のあった時間分だけ襲って来ます。
食べ過ぎに、注意なさって下さい、、フフ

※3個食べてしまった時には~~
 ~~
 お婆より

と、こう書いてありました。
当然、‘スロメ’が知る由もありません。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第79話 [Doblog]

37.1[1].jpg
伸び続ける竹の子を、いつもの10倍の速さで登っている‘スロメ’は
ちょうど、お腹が空いていたので、飛んで来たアン入り白饅頭の
1998個はキャッチして、美味しく食べてしまいました。
それを見た‘シバッ’は、「しばったー!!」と叫び、
赤バット!‘テツハ’は、「え~い、竹の子の、カワ、カミ切れぇー!!」
と、赤い顔に青スジ立てて興奮して言いました。
しかし、‘スロメ’にも・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第78話 [Doblog]

36.2[1].jpg
赤バット!‘テツハ’のサインを見た‘シバッ’は、
「2000個、アン打ァーー!!」と、バットで2000個の
アン入り白饅頭を次々に‘スロメ’に向って打って来ました。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第77話 [Doblog]

36.1[1].jpg
‘ウラシ’と、‘お爺さんソックリ’の顔をしている亀は砂浜に残り、
‘リコキ’だけ家に戻ると、洞(うろ)に吸い込まれなかった
‘宅配ブン’が、メッセージを伝えようと、ブンブン飛んでいました。

メッセージは、巨木の位置を知らせるだけで、他にはありませんでした。
‘リコキ’は心配になり、巨木に向い家を出ました。
手には、普通の‘鉄のオノ’を持って・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第76話 [Doblog]

35.2[1].jpg
しかし、‘スロメ’はそんな事は気にせず、普段の10倍の速さで
竹の子をキビキビ登り続けていました。
すると、今度は赤い手をした大コウモリの‘シバッ’が、どこからともなく現れました。
そして、赤バット!‘テツハ’は、‘シバッ’にサインを出しました・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第75話 [Doblog]

35.1[1].jpg
2時間経っても‘月’の光を浴びて、夜空へ向って伸び続けている
竹の子を、‘キビキビ団子’を1個食べた‘スロメ’も素早く、
そして、力強く登り続けていました。
すると、どこからともなく‘サジ加減ポッケット’のお宝を、
9年間守り続けて1度も取られた事が無い、赤い顔をした大コウモリが現れました。
その名は、赤バット!‘テツハ’でした。
♪どこ、どこ、どこから来るのか、赤バ~ット、、、♪

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第74話 [Doblog]

34.2[1].jpg
お婆さんが、密通蜂‘宅配ブン’を巾着袋から取り出した所に、
ネズミが手に落ちて来ました。
すると、お婆さんとネズミは洞(うろ)に転がる様に
吸い込まれて行きました。
お婆さん、コロリン、スッコロリン・・・。

つづく。
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むか~し、むか~し、・・・第73話 [Doblog]

34.1[1].jpg
お婆さんは、‘ハナサ’に‘アジのホネ’と‘秋の種’を持たせると、
‘おわん’と猫を連れて家に戻る様に言いました。
そして、‘ハナサ’達を見送り、巨木を登ろうとしましたが、
幹が太くてなかなか登れません。
そこで、力自慢の‘リコキ’を呼ぼうと、密通蜂の‘宅配ブン’を・・・。

つづく。
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