夜も更けて静まり返った、ネズミの世界のお婆さんの家?で、

近付いて来たネズミが、お婆さんに話し掛けている様なの

ですが、その言葉が解らない’きんの’は、巨木の洞に一緒に

吸い込まれたオニギリを手に、これも幻?と思いながらも、

その様子を見守っていました。

そんな’きんの’に、お婆さんは、話の内容を聞かせました。

近付いて来たネズミの名前は、’チュミオ’。

’チュミオ’は、このネズミ世界の王、’チュア王’の一人娘の

’チュリエット姫’の幼馴染で、子供の頃から仲が良く、

’チュア王’家と、’チュミオ’の’チュニス’家は親族で、

家族も本人も、何れは一緒になると思っていたと。

しかし、’チュア王’は、一人娘の’チュリエット姫’には、

宇宙で一番強い、お婿さんを!と決めて仕舞った。

つづく。