「本当に嬉しかった・・・だから、もう一度聞かせて・・・」
「そうさ、俺はお前の全てを・・・」

彼女の透き通った手は、彼の頬から静かに落ちた。

「全部言わせろよ・・・」

乾いた地面が濡れる。